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2027年度は税制改正要望

NISAは今後どう変わる?2027年度の要望と現行ルールを分けて読む

NISAの当年中の枠復活は決まった?2027年度要望と現在の年間枠・総枠を比較し、金融税制のニュースを読み解きます。

初回公開 / 更新
資料確認日 2026-09-15 / 解説:津久見電波情報局

3行でわかるこの記事

  1. 金融庁は2027年度要望で、売却後の非課税保有限度額の当年中の復活などを求めています。
  2. 要望が出ただけで今年の取引ルールが変わるわけではありません。
  3. 年間投資枠と総枠は別。枠を空ける目的の売買をする前に現行ルールを確認します。
NISAには、違う2つの上限がある
  1. 年間投資枠1年間に買える額:120万円+240万円
  2. 非課税保有限度額取得額で合計1,800万円。成長枠は内数1,200万円

主に成人向け現行制度の整理。売却後の総枠の当年復活は2027年度の要望です。

今回何が起きた?

金融庁の令和9年度要望には、NISAの使い勝手を改善する項目があります。具体的には、非課税保有限度額の当年中の復活や、つみたて投資枠の要件整備などです。資料は「要望書」であり、ここに書かれた内容の施行決定を示すものではありません。

そもそもNISAとは?

一定の枠の中で買った株式や投資信託の利益などを非課税にする制度です。利益にかかる税の仕組みであって、投資した元本が保証される制度ではありません。「非課税保有限度額」は、NISAで保有する商品の取得額で管理する枠です。値上がりした後の時価とは違います。

なぜ今話題になっている?

売却して資金を使った後に、同じ年に再び投資したい場合など、実際の使い勝手に改善の余地があるからです。制度の変更を検討する際には、長期の資産形成を支える目的と、短期売買への利用とのバランスも考える必要があります。

何が変わる可能性がある?

主に成人向け現行NISAの基本と今回の要望を比較。成立済みの別改正とは区別。
項目 現行の基本 2027年度要望の読み方
年間投資枠 つみたて120万円+成長240万円 売却による総枠の復活と別の上限
非課税保有限度額 合計1,800万円、成長枠は内数1,200万円 枠の使い勝手の改善を要望
売却後の総枠 売却商品の取得額分を翌年以降に再利用 当年中の復活等を要望

金融庁の要望一覧には、金融商品の損益通算範囲の拡大などもあります。損益通算は、対象となる利益と損失を税の計算で差し引くことです。NISAの損失を課税口座の利益から自由に引けるという意味ではありません。

生活への影響

具体例:100万円で買い、120万円で売ったら

現行の総枠の考え方では、再利用できる額の基準は取得額の100万円で、売却代金の120万円ではありません。再利用は翌年以降、年間投資枠の範囲内で行います。総枠に余裕があっても年間枠を使い切っていれば、同じ年に自由に追加できるとは限りません。

基本をもう少し知る

今後どうなる?

  1. 要望の具体策を確認
  2. 大綱への採用を確認
  3. 法律・施行日・金融機関の対応を確認
制度が便利になれば、損をしにくくなる?

税の扱いが便利になっても、商品の価格変動リスクは残ります。使う予定のある生活資金と、長く運用できる資金は分けて考えます。

一次資料・参考資料

発表内容と詳しい条件は、次の一次資料から確認できます。

  1. 金融庁|NISAの利便性向上等の要望書(PDF、1ページ)
  2. 財務省掲載・金融庁|令和9年度税制改正要望
  3. 金融庁|NISAを知る

最終更新日:2026年9月15日。新しい発表や訂正がある場合は内容を更新します。

津久見電波情報局が一次資料を確認し、編集しています。

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